1.「チャコの家」とは「チャコール(炭)の家」 炭化コルクと水発泡ウレタンを組み合わせた高性能住宅のこと。
チャコの家は炭化コルクとウレタン断熱パネルを使用し、高気密・高断熱の住宅設計施工と優れた24時間換気システムを組み合わせて、業界トップクラスの省エネ効果を発揮し、太陽光パネルシステムを導入することにより、ゼロ・エネルギー対応住宅を実現します。
家は、家族みんなが安心して安らげる空間であってほしいものです。「ジョイ・コス住宅システム」は、家族の健康を守り、心からくつろげ、安心してくらせる住宅システムです。
私たちの暮らす地球環境は、温暖化や資源不足など様々な問題を抱えています。これからの時代「エネルギーを少なく活用する」ということがとても重要になります。
CO2を削減するためにも、省エネルギー住宅の役割は欠かせません。次世代の子供たちのためにしてあげられることを、家づくりの面からも取り組んでみましょう。
2.コルクは炭化させることで、住環境にとってより素晴らしい特性が生まれます。
1. 断熱性 | 2. 弾力性 |
1m³ あたり4000万個の空気を内包した微細な細胞による優れた断熱性能 | 衝撃吸収性能と圧縮回復性能に優れ、子供や高齢者の安全確保に貢献 |
3. 吸音性 | 4. 耐薬品性 |
優れた防音性と吸音性を持ち、衝撃吸収性により音の振動を遮断 | 有機液体や、気体によって変化することなく、科学物質への耐性も強い |
5. 耐害虫性 | 6. 吸着効果 |
害虫が生息するための栄養分が極めて少なく、その成分が害虫の生育も阻止 | 優れた吸着性能でホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着除去 |
7. 調湿効果 | 8. 遠赤外線効果 |
炭化によりコルクの気泡部分が開き湿度をコントロール | 遠赤外線効果で暖房性能を高め床暖房のような快適さ |
9. 消臭効果 | 10. マイナスイオン |
炭化コルク気泡が嫌な臭いを吸着し高い消臭効果を発揮 | 300℃~400℃に蒸したコルクからはマイナスイオンの効果が期待大 |
ジョイ・コスパネルは、炭化コルクと硬質ウレタンフォームを一体化した、世界初の複合断熱パネルです。ジョイ・コスパネルには快適な住まいづくりに欠かせない様々な特徴があります。
ジョイ・コス住宅システムは、これらの特徴を持つジョイ・コスパネルと、気密性の高い設計・施工、優れた24時間換気システムを組み合わせることで、快適に安心して暮らせる住まいをご提供します。
『ジョイ・コスパネル』は、オゾン層を破壊するフロンガスを発生させない、水処方によるウレタン発泡技術で作られているので、地球環境にとてもやさしいパネルです。
素材に使われている炭化コルクは天然素材で、化学物質がいっさい含まれておらず、熱を加えても化学反応が起こりません。
コルクの木は200~250年の寿命を持ち、コルクの元となる木の皮を採取した後でも、9~10年でまた元通りになるという不思議な力を持ち合わています。天然循環型の素材で資源を枯渇することはありません。
3.ジョイ・コス住宅システムは「断熱」「気密」「換気」の3本の柱で成り立っています。
建物を断熱することは、まず、居住者の体温温度の改善につながります。人間が感じる暑さ、寒さは、空気温度のみならず空間を構成する壁・床・天井・窓の表面温度が影響します。仮に室温が22℃であっても周りの表面温度が12℃であれば体感温度は(22℃+12℃)÷2=17℃になり、体感温度を22℃に保つためには、室温を32℃まで上げる必要が出てきます。すると当然暖房エネルギーが増加することになります。
建物の断熱を強化することは、表面温度を室温に近づける効果があり、結果として少ないエネルギーで体感温度が室温に近づくことになります。
ジョイ・コス住宅システムの建物の断熱性を表す熱損失係数の平均は約1.6W/m³K。また、建物の断熱化は、日射熱や人体や家電製品等から出る生活発熱による室温上昇に効果があり、暖房エネルギーの低減を図ることができます。
建物の気密化は以下のように大きく4つの目的があります。
- 1.隙間風によるエネルギーロスの低減
- 2.断熱材の断熱効果を最大限に発揮させる
- 3.内部結露の防止
- 4.換気効率の向上
ジョイ・コス住宅システムの気密レベルはC値0.5㎠/㎡以下を基準とし、全棟気密測定をしています。
これは建物床面積1㎡当たりに相当する隙間の面積を測定するもので、地域区分によって数値が決まっていますが、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性がよい住宅ということになります。チャコの家は業界で最も厳しい0.5㎠/㎡以下となっています。
換気とは、建物内の空気を外気と入れ替えることをいいますが、実際には室内で発生した汚染物質により悪化した空気を排出し、新鮮な外気を導入して汚れた空気を希釈することを意味しています。居住者にとって快適で健康的な空気状態を維持することが換気の意味であり、その目的として次のようなものがあります。
- 〇室内で発生した人の呼吸や燃焼による二酸化炭素、建材から
発生する揮発性有機化合物やタバコの煙などを屋外に排出する。 - 〇浮遊粉塵・花粉等を排出し室内を清浄に保つ。
- 〇水蒸気を多量に含んだ空気を排出、乾燥した空気を導入し、
結露やそれに伴うカビ、ダニの発生を防止する。 - 〇夏季において日射等に起因する過分な熱を排出する。
室内では人の生活からだけでなく、家具や建材などから様々な汚染ぶしつが発生しています。これらの汚染物質の中には、ただ、単に居住者の生活を不快にするものもあれば、シックハウス症候群の原因物質のように、人の健康に大きな影響を与えるものも多数存在します。
以上のように、換気とは人が呼吸をして生きている限り絶対に必要なもので、人が快適に生活する上で不可欠なもであるといえます。しかし、不要な換気は無駄にエネルギー消費し、不快な寒さの原因になります。つまり、快適でエネルギー消費の少ない住宅を造るために、無駄のない計画的な換気が必要となるのです。
換気には大きく分けて外部風や室内外温度によって生じる自然換気(隙間風・湿度)とファンを使って強制的に行う機械換気があります。当然のことながら自然換気の力を利用して行う換気なので、外部環境の影響が大きく、その量を把握することもコントロールすることも難しいといえます。また、機械換気は、高気密化された建物であれば、どれくらいの換気量があるか把握し、それらをコントロールすることが可能となります。ですから、ジョイ・コス住宅システムは気密レベルの基準を0.5㎠/㎥以下とし、隙間における空気の出入りを限りなくゼロに近づけることで換気経路を明確にするとともに、隙間風によって生じる無駄な熱ロスを極限まで抑えているのです。ジョイ・コス住宅システムの換気は、計画計量換気と呼ばれ、建物規模や家族数を考慮し、室用途に応じた必要換気量を計画、さらにそれを現場で測定することで居住者にとって最適な空気環境を実現させます。また、室内の二酸化炭素濃度を室内空気質の基準とし、その濃度をビル管理法の基準でもある1000ppm以下とします。
>>ジョイコス住宅システム・快適ハウスの条件